左折の時にウインカーをつけるタイミングを知っておこう!
2018.2.20
公道を車で運転する時には、様々な交通ルールがありますよね。
みなさん自動車免許を取るときに、教習所で色々勉強したと思います。
ウインカーをつけずに右左折したり、車線変更をしたりする人をたまにみかけますが、本当に危険ですね。
ウインカーにはこんな意味があります。またウインカーをつけるタイミングはどのくらいなのかみていきましょう
この記事の目次
左折や右折でウインカーをつけるタイミング
「ウインカーは曲がる30m手前、車線変更する3秒手前で出しましょう」と教習所で習いましたよね。
右左折するときは30mくらいで曲がる1つ手前の交差点を過ぎてからウインカーを使いましょう。
そうしないと1つ手前の交差点を曲るのかと誤解されるかもしれません。
でも曲りたい交差点と1つ手前の交差点が近すぎる場合は仕方なので30mくらい手前にしておきましょう。
交差点が密集している場所はウインカーは的確に。
奥の(黄色い丸印の)交差点を曲る時は手前の(赤い丸印の)交差点を過ぎてから、ウインカーをつけましょう。
そしてなるべく早くから左側によりはじめ、バイクの巻き込みが無いように左折の準備をしましょう。
ブレーキを踏む前にウインカーを使うことによって、後続車にスピードを落とすことを予告します。
特にスピードが出ている時や後続車の車間距離が短かったりする時は早め(50~60メートル手前くらい)にウインカーを使うことで追突を防ぐことができますし、後続車があわてて急ハンドルを切ることもなくなります。
前を走っている車がウインカーを出すと同時くらいにブレーキを踏んだら、うっかりしていると追突してしまいますよね。
右左折や車線変更し始めてからウインカーをつけてもあまり意味がありません。
ウインカーは周りの車に自分が何をしたいのか知らせる道具です。有効に使いましょう。
ウインカーやハザードのタイミングとは
一般のドライバーの間で暗黙の了解となっている交通マナーやルール
ハザードのタイミング
一般公道でのハザード
道を譲ってもらったときなどに後続車へお礼の意味でハザードを2~3回点滅させます。サンキューハザードと言います。
高速道路などでのハザード
前方が渋滞して急に減速した時や事故があって停止した時など、「後続車へ注意を促す」ためにハザードを点滅させます。
ブレーキランプでは気付かれにくいので、より目立つようにハザードを使用します。
また、渋滞の最後尾にいる時も減速を促すために点滅させます。
渋滞の場合は、前の車や後ろの車もハザードを点滅させるので、同じタイミングで使用すれば大丈夫です。
ウィンカーのタイミング
左ウィンカーは「お先にどうぞ」
後続車が追い越しをかけようとしている場合や煽られたら、左ウィンカーを出して左に寄り、道を譲ります。
逆に道を譲ってもらったら「ありがとう」という意味でサンキューハザードを点滅させましょう。
高速道路での右ウィンカー
追い越し車線で、後ろの車が「右ウィンカー」を出している場合は、前の車に「左側の車線によってくれ=遅い車は、どいてくれ」というメッセージです。
パッシングよりは柔らかいメッセージですが
おとなしく道を譲りましょう。
左折や左折のウインカーにタイミングが大事なわけ
右左折時のウインカーを出さないとなぜ非常に危険なのか
右折車線のある道路でこれから右折をしようとする場合、仮にウインカーを出さなかったとしても(もちろん絶対にやってはいけません)、他のクルマや歩行者はそのクルマがこれから右折をするであろうことは容易に想像がつきます。
しかし、左折の場合にはそうはいきません。
左折専用車線がある道路というのは非常に少ないので、多くの場合は直進車線からいきなり左折をすることになります。
そのため、ウインカーを出さずに左折をするということは、その周囲の車両や歩行者にとっては想定外の動きになるわけです。
たとえば、道路の端を走っているバイクなどが、まさか左折をするとは思わずに左側から追い抜こうとするかも知れません。
もちろん、左側から追い抜くという行為はやってはいけないのですが、実際にそういうことも起こり得るということを想定したうえで、ウインカーを出す必要があるわけです。
また、片側1車線で右折車線のない道路の場合には、右折の場合でも同様の危険が生じます。
前のクルマが急にブレーキングをして減速をしたために、後続車が右から追い越しをしようとしたら突然ウインカーも出さずに先行車が右折を開始したりするケースです。
右折をする先行車は、対向車にばかり気を取られていますし、まさか後ろのクルマが後方から対向車線を走ってくるなどとは思ってもいないわけです。
しっかり、ウインカーで合図を出して、後続車に右折をするという意思表示をブレーキングする前にしていれば、このようは危険な場面は生じないわけです。
右折や左折時のウインカーというのは、対向車や歩行者だけではなく、後続車に対しても自分の車がこれからどういう動きをするかを知らせるための重要なシグナルであるといえるわけです。
左折の時にウインカーなしで起こした事故の過失
ウインカー無しの左折でも10:0相当
いわゆる当たり屋のような故意の急ブレーキが無い場合、ウインカー無しであったとしても追突した際の過失割合は10:0。またはそれに近い割合となります。
明らかな相手の過失を証明できれば8:2程度まで譲歩させることができるかもしれませんが、残念ながら状況は厳しいです。
というのも、公道を法定速度で走っている場合、後方を走る車には相手が停止しても追突しない『車間距離』と『速度』と『注意力』が求められます。
相手がいくらウインカーを出していなかったとしても、この状況で追突してしまっては不利な状況となります。
ウインカーはどうすれば良かったか?
今回の『ウインカーを出さずに左折した車に追突した』事故では過失割合が10:0になってしまいました。
これでは修理代の他にレンタカー代や通院費など相手の言い値を支払わさせられることになってしまいます。
どのように対応すれば良かったのでしょうか?
自分が説明できる状況をつくる
実は、今回はNさんにとって初めての事故。
気が動転してしまい、警察の現場検証をしてもらった際、事故の状況を話していたのが相手方ばかり。
相手がウインカーを出していなかったことすら説明できず、そのまま現場検証が終わってしまいました。
例え自分が悪かったとしてもしっかりと警察に言うべきです。
例え相手が激怒している場合でも『別々に話をさせてもらえますか?』と切り出して自分が説明できる状態を作りましょう。
左折や右折のウインカーを出さない人っていますよね!?
ウインカーの合図不履行違反車に遭遇した人は97%
困ったことに、ウインカーを出さずに車線変更や右左折するクルマが増えているという。
クルマが走行中に進路を変える時は必ず方向指示器(ウインカー)を出すことを義務づけている。これにより、
交通が円滑に回っている。しかし、どれくらい横行しているのか。
オートックワンで「Q:ウインカーを出さずに車線変更や右左折する車に遭遇したことはありますか?」と緊急アンケートを行ったところ、926件の回答のうち97%の人が「ある」と答えた。
アンケートに投稿してくれた、一部のコメントを紹介したい。
「出しても、曲がり始めてからウインカーを出す車が多いです。勘弁して欲しい」
「老若男女、タクシーなどのプロドライバーでもよく見かけます。通勤時毎日見かけます。ホントに怖い」
「自分の視野に他車が見えないと出さない人、面倒くさいのでしょうか。当人は良くても周りは迷惑します」
「右左折レーンはウインカーなしで行けると勘違いしてる?まずレーン入るのは進路変更だからレーン手前からウインカーが必要なのに!」
「教習所で『周りのドライバーに周知させる為、30m手前で出す』って習ったこと、忘れているんでしょうね」
「知り合いに運転してもらったとき、ウインカーを出さなかったので注意したら『なんで車線変更でウインカー出さなきゃダメなの?』と言われた」
ほとんどの人がウインカーを出さない「合図不履行」運転に迷惑している。