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モンステラの新芽が開かない。健康な新芽なら徐々に開くはず

2018.2.16

モンステラは熱帯に生息する大きな葉が特徴の植物で、観葉植物として親しみがあり、インテリアのモチーフにもよく使われています。

鉢植えのモンステラを育てていると、新芽が出たのにモンステラ独特の形に開かないこともあるのだとか。

温度や日光など、正しい知識で世話をしていれば、きっときちんと育つはずです。モンステラの手入れや世話についてまとめました。

モンステラの新芽がキレイに開かない。日光は充分ですか?

割れた葉が特徴なモンステラですが、その葉が割れないのにはどんな原因があるのでしょうか?

小さいや若い葉、新芽は葉が割れていなくとも心配ないでしょう。生えてきたばかりの葉はハート型をしていて大きく育つにつれて割れてくるのです。しかし、新しい葉ではないのに、割れなかったり、割れない葉が何枚もある場合はこのようなことが原因かもしれません。

日の当たりが少ない、栄養が足りていない、肥料が足りない、水をあげすぎている、水が足りない、根詰まりを起こしている、病害虫がいるなどが考えられます。

モンステラは、レースカーテンのそばや外の半日陰に置いてあげるといいでしょう。肥料は少なくても育ちます。肥料のあげすぎに気をつけてください。水もあげすぎてはいけません。葉には霧吹きでかけてあげましょう。

根詰まりを起こさないように小さい鉢であれば1年に一度、大きい鉢であれば1~2年に一度など植え替えをおすすめします。葉や茎に虫がついていないかをチェックしましょう。

新芽が開かないモンステラはまだ若い?必要なら肥料をあげよう

モンステラの葉が割れないのは、日光不足が考えられます。葉がまだ若ければ問題ありませんが、だいぶ経っているのであれば間接的にでも当たるように明るい場所に置くといいでしょう。暖かければ、日中は野外に置くのもおすすめです。

モンステラを大きくするには、どんなことをしたらいいのでしょうか?モンステラは寒い場所でも育てることはできますが、南国の植物なので大きくしたいのであれば温かい場所に置き栄養を与えるといいでしょう。

肥料は窒素系のものを与えてください。固形の観葉植物の肥料がおすすめです。モンステラを大きくする以外にも元気がないときには、肥料を与え日光に当てましょう。

冬は成長が止まるので、無理に肥料をあげずに春から夏にかけて大きく育つように手入れをしましょう。

モンステラが大きくならない、元気がないときには土の栄養があまりないのかもしれません。植え替え時期かどうかを確認して植え替えするのもひとつの方法です。

植え替えするときも、寒いとモンステラが弱ってしまうので温かい時期にやりましょう。

モンステラに適した環境。新芽が開かないのは日光不足では?

モンステラは、ほとんどの人が室内で育てているかと思います。比較的、育てやすいモンステラですが室内に置く場所はレースのカーテン越しに日が当たるような窓際などのあかるい場所が望ましいです。

日光が十分に当たっていないと、葉の色や艶が弱い感じになるので真冬以外の季節は外に置いて日光浴させるといいでしょう。このときに、急に強い日光にあてるのはやめましょう。

日陰でも十分明るいので、徐々に慣らしていきましょう。風通りのいい場所もモンステラは好みます。しかし、乾燥に弱いので湿度に注意しましょう。乾燥してしまうと、ハダニが発生しやすいので葉水を与えるなどして対策してください。風通しの悪い場所ではカイガラムシもつきやすいので、空気が流れる場所に置きましょう。

モンステラは寒さには弱いので、急激に気温が下がる秋や冬は15度以上ある部屋に置くようにしてください。0度以上あれば、冬越しできるとは言われていますが、葉っぱが落ちてしまったり枯れてしまうこともあるので露や霜で冷え切ってしまわないようにしましょう。

モンステラに日光は必須。でも直射日光は避けてあげよう

モンステラは熱帯地域の深いジャングルの中で生育している植物です。暑さに強いモンステラですが直射日光に当たると葉焼けの可能性があります。

寒さに弱いので、冬は日の当たるリビングなど5度以上に保つようにしましょう。

そんなモンステラは、葉っぱの先から水が垂れることがあります。この葉っぱから水が垂れるのは元気な葉っぱの証拠なので気になるようであれば、水の量を減らしたり水が垂れてもいいようにタオルなどで対処しましょう。

葉っぱの先から水が垂れるのは、吸い上げた水の余ったものを排出しているためです。朝方、葉っぱの先から水が垂れることが多いですが昼間であっても湿度が高ければ水が垂れることもあるでしょう。

室内でモンステラを育てている場合、葉っぱにホコリが積もってしまいがちです。日光不足の原因となるので、2週間に一回は、葉っぱのホコリをティッシュでやさしく拭いたり外に出してシャワーで葉っぱのホコリを落としてあげるといいでしょう。

植え替えでより元気に。モンステラの植え替え時期と手順

茎や葉の生長にともない、鉢の中の根も成長しています。鉢が根でいっぱいになると、呼吸できずに腐って枯れてしまう原因となってしまいます。このようなことにならないためには植え替えが必要です。

植え替えの時期は、生長が盛んな5~9月がいいでしょう。できれば、晴れた日の午前中にしてあげると植え替えのダメージを少なくできます。準備をしておいてスムーズにできるようにしてあげてください。

モンステラの植え替えのときに準備するもの

  • いまよりも一回り大きな鉢植え(目安は今植えてある鉢の直径から3㎝大きい直径の鉢)
  • 観葉植物用の土
  • 鉢底ネット
  • わりばし
  • 鉢底石か軽石
  • 背丈が1m以上に生長しているなら支柱と麻ヒモ
  • ゴム手袋や軍手
  • シャベルやスコップ
  • ビニールシートや新聞紙

植え替えをするときには、水やりを控えて土を乾燥させておきましょう。ビニールシートを敷き、新しい鉢の底穴に鉢底ネット、鉢底石を順に敷く土を半分より下の位置まで入れておきます。

シャベルで鉢からモンステラを抜きましょう。根についた土を手でやさしく揉んで落としますが、キレイに落とす必要はありません。黒ずんでいる腐った根があれば剪定バサミで切り落としてください。鉢の中心に植物を置き、縁から下4cmのところまで土を入れましょう。背丈が1m以上の場合は支柱を立てて、麻ひもで結びましょう。土の表面をわりばしで優しく差し、土をなじませましょう。

植え替えたら、鉢底から流れ出るくらい水やりをしてください。水やり後に土が沈んでいる場合は土を足しましょう。

この記事の編集者

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